小ネタ投下。
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崖と兄弟関係
「なあ日本」
「何ですかアメリカさん」
「日本に質問があるんだけど」
「何ですか?」
「俺と中国が崖から落ちそうになっていたとして、どっちかしか助けられないとしたらどっちを助ける?」
「・・・・・・使い古された質問ですね」
「別にいいじゃないか。使い古されてるってことはそれだけみんな興味があるってことだろう?」
「また正論みたいなことを言いますね」
「イギリスに賛同するみたいで癪だけどね。ちなみに両方っていう選択肢はなしだぞ!」
「選びませんから安心して下さい」
「仮にも同盟国に対してひどいぞ日本!」
「わざとらしいですよ。大体、答えがわかりきってるのに質問するのは悪趣味です」
「もしかしたら違うかもしれないじゃないか」
「違いませんよ」
「どうしてそう言い切れるんだい」
「じゃあアメリカさん、落ちかかっているのが私とイギリスさんだったらどっちを助けますか?」
「イギリスだね」
「でしょう?」
不覚にも言い返せなかった。やっぱり日本にはお見通しらしい。
けど、彼が彼の兄さんのことを大好きなのを俺も知っているから、おあいこだ。
日米兄弟対策会議。
この二人はこんな感じでお互い弱み(=お兄ちゃん)知られてるといいです。
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学ヘタ+ジャンヌ
「フランスに近づかないで頂けますか、この偽紳士」
「あいつが忘れたプリント届けにきてやったってのに随分な扱いだな、ああ?」
「それならセーシェルさんにコピーを取らせて頂いたのでご心配なく」
「大体今日は委員会がある日だろーが!とっととあの変態出しやがれ!!」
「仮にも一国に対して変態とはなんですか!認めますけど貴方には言われたくありませんこのエロ会長!」
「誰がエロ会長だ!」
「・・・・・・あー、お前ら、もう少し穏便にだな・・・・・・」
「「お前(貴方)は黙ってろ(て下さい)!」」
「ハイ・・・・・・」
仲悪いイギリスとジャンヌが好きです。
ジャンヌは登校初日に英にセクハラして仏が椅子ぶつけてるとこに遭遇して以来毛嫌い。
英も英で仏のとこ行くたびジャンヌに睨まれるわ喧嘩ふっかけられるわでむかついてる。そんな感じ。
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青い薔薇と島国
十四年の歳月をかけて造り出した薔薇は、夕暮れの後の空にも似た色をしていた。
どうしても渡したい相手がいると言って貰ってきた、流通前の青い薔薇の花束。
「すごいな、こんなに青い薔薇が本当に見れるとは思わなかった」
幻だった花に金髪の青年が目を細めて、綺麗だなとつぶやく。有難うございますと笑顔で返すと、イギリスが
心なしか頬を赤くして「いや、本当にすごいな!さすが日本だ」と照れ誤魔化すように大きな声を出した。相変わらず礼を言われる
ことには慣れないらしい。オーストラリアさんの力があったからですよ、と苦笑がちに言う。
「でも、持ってきてよかったのか?販売するのはまだ先なんだろう」
「大丈夫ですよ。お気になさらないでください」
許可が降りるまでの喧々囂々は笑顔の裏に隠しておく。作り笑顔はこの百数十年で磨いた得意技だ。
そうか、とほっとしたようにイギリスが笑う。幻だった青い薔薇を嬉しそうに見つめる様子にあたたかいものが胸に満ちていく。
それと同時に、心に浮かぶ決意がひとつ。
紫がかった優しい薄青の薔薇。確かにこれは大きな快挙だけれど。
「これで満足する気はありません。いつか、もっと青い薔薇を作って見せます」
言いきった自分に、彼はちょっと驚いたような顔をして、楽しみだなと笑ってくれた。
それは例えば、彼のひとを飾るロイヤルブルーのような青。
そのいつかのときには、この胸の中の想いも一緒に。
ロイヤルブルー=英国王室公式の色。なので、英というよりは王家なのですが。
青い薔薇が想像より青くなくてびっくりした件。確かもう流通してる筈。
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喧嘩の捨て台詞・英セーの場合
その1
「この鈍感紅茶馬鹿まゆげ!お前なんてロシアさん領にでもされちゃえー!!」
「って待て、それお前ももれなくロシア領だぞ?!」
「ふん、南の土地どころか南半球でトビウオな私の家なんかに来たらロシアさん夏バテで参っちゃいますよ。
精々ロシアさんにいじめられて本田さんに露英のネタにでもされることですね!(だっ)」
「確信犯かお前!ていうかホンダって誰だ?!」
*
その2
「お、お前なんて嫌いだバーカ!」
「そうですか。じゃ、私フランスさんとこ行きますから」
「・・・は?」
「放課後買い物に付き合ってもらう約束してもらったんです。それじゃ」
「え、ちょ・・・・・・」
「さよなら、イギリスさん」
バタン。
「え・・・・・・?」
「・・・・・・なーセーシェル、ちょっとやりすぎじゃねえの?本格的にへこんでるぞあいつ」
「えー、あの人はいじめられていじけてるのが可愛いんじゃないですか」
(こんな性格だったっけなこいつ・・・)
我が家のセーちゃんは対英のみでいじめっ子です。
英セーというかセー英ですねどう見ても。
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極北と南国(露セー?+仏+英)
「へー、ダイヤモンドダストですか。綺麗そうですね」
「こんど見にくる?」
「うーん、でもロシアさん家すごく寒いじゃないですか。私なんかどんなに防寒着着こんでも倒れちゃいそうですよ」
「セーシェルちゃんのとこはあったかいもんねえ。いいなあ南の土地」
「いいことだけじゃないですけど、海は綺麗ですよ。ロシアさんダイビングってしたことあります?」
「僕の家の海で潜ったらセーシェルちゃん死んじゃいそうだよね」
「あはは、冗談になりませんってそれー」
「なんであいつロシアとにこやかに会話できるんだよ・・・!」
「南洋の神秘だな・・・」
セーちゃんとロシアさまがなかよし希望し隊。
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